歯科講演 町内会 2016年7月【墨田区の歯医者】本所吾妻橋・浅草

町会での集い 2016年7月10日

墨田区の地域のコミュニティーで、様々な方が集まる場で、お口に関するお話をしています。

皆さんは、「8020運動」という歯科医師会と厚生省の活動はご存じでしょうか?

簡潔に説明すると、80歳になっても20本の歯が残せるよう予防歯科に努めましょうという国民向けに出している活動です。

なぜ20本かというと、20本を下回ると、普段の食事などの咬合でも徐々に過負担となりやすいと言われています。徐々に咬み合わせを支えることが困難になり、歯周病などの悪化を招き歯を加速的に失ってしまう境目が20本になります。

また、歯があるのは単純に食べやすい・食べにくいだけの話ではなく、歯が20本ある方と、ない方とで5年予後を比較すると、認知症の発症率が1.9倍、要介護状態になる割合も1.2倍に上がると調査結果も出ています。

歯が多く残っていると健康寿命にも大きな影響が出るので、国が歯科医師会と一緒に活動しているのです。

ちなみに28本が元々の歯の本数(親知らず以外)で、8020という活動が現状でも続いているということは、そこにまだ達成していないということです。

平成28年の厚生労働省による歯科疾患実態調査によると、80~84歳での残っている本数は15本だと結果が出ました。実は最初28本あった歯が、やがて約半分になってしまうので日本の現状です。

まだまだ目標達成までの道のりは長いものになります。

墨田区の篠塚歯科医院は、「健口」から作る全身の「健康」を目指して、予防歯科に注力している歯医者です。

予防歯科に関する啓蒙活動の一環として、地域のコミュニティにも参加に、浅草・本所吾妻橋など地域住民の方々に歯に関するお話を聞いていただき、少しでも自身のお口の中に興味を持ってもらえるように努めています。

お口の中でお悩みなどあれば、いつでもご相談下さい。

墨田区の歯医者 篠塚歯科医院 歯学博士 篠塚嘉昭

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