マウスウォッシュ【歯医者のオススメ5選】ランキング紹介!洗口液の選び方を解説

こんにちは!東京都墨田区の歯医者、篠塚歯科医院です。

30秒ブクブクと口の中に含むだけで、手軽にセルフケアができるマウスウォッシュ。

ですが、マウスウォッシュにはさまざまな種類があるため、

「毎回どれを選べばいいのか迷う…」

「本当に自分に合ったマウスウォッシュはどれなのか分からない…」

などと、思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで本記事では、マウスウォッシュ【歯医者のオススメ5選】を紹介していきます。

マウスウォッシュの選び方のポイントなども一緒にご紹介しているので、ご自身に合ったマウスウォッシュを見つけたいという方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

マウスウォッシュの選ぶときのポイント

マウスウォッシュにはさまざまな種類がありますが、実は選ぶ際にいくつかポイントがあります。

マウスウォッシュをより効果的に使用するためには、下記のポイントに注意しながら、自分に合ったものを選びましょう。

悩みに合った成分配合のものを選ぶ

マウスウォッシュを選ぶ際には、口臭や歯周病などご自身のお口の悩みに合った成分が配合されているものを選ぶのがオススメです。

ただし、マウスウォッシュはあくまでも補助的なものです。たとえば歯茎が腫れていたり、虫歯があったりなどお口の悩みがある場合は、一度歯科医院でお口の状態を診てもらいましょう。

口臭が気になる

口臭の原因にはいくつか種類があり主な原因としては、

  • 歯周病
  • 舌の上に溜まった汚れ(舌苔)

などが挙げられます。

お口の中には約500種類の細菌が常在菌としています。そして歯磨きが上手な人でも1000億個の菌が、歯磨きがあまり上手ではない人だと5000億個、ほぼ磨かない人で1兆個の細菌が定着していると日本訪問歯科協会ホームページで言われます。

また、その細菌は頬や舌などの粘膜、普段の歯磨きでは磨かないところにお口の菌全体の約75%が定着しているという研究結果があります

舌や頬などの粘膜に付着している細菌が口腔内の全体の75%になる。

Kerr W.J.S. and D.A.M. Geddes. The areas of various surfaces in the human mouth from nine years to adulthood.J. Dent. Res. 1991, 70 (12)

口臭の原因は、歯周病菌をメインとするこれら口腔内雑菌が出すガス(揮発性硫黄化合物)が嫌なニオイの原因となっています。

そのため、殺菌成分(IPMP・LSS等)が配合されたマウスウォッシュで嫌なニオイを出す細菌の数自体を減らしたり、細菌が出すガスと結合して嫌なニオイを抑制する成分(特に塩化亜鉛)が配合されたものを使用するのがオススメです。

虫歯・歯周病が気になる

虫歯・歯周病が気になる方は、それぞれ、予防効果が期待できる成分が配合されているものを選びましょう。

たとえば、歯周病予防であれば、

  • 殺菌成分:IPMP(イソプロピルメチルフェノール)、CPC(塩化セチルピリジニウム)等
  • 抗炎症成分:(グリチルリチン酸)、TXA(トラネキサム酸)等

などが配合されているものがオススメです。歯周病用の歯磨き粉のオススメはこちらを参考にして下さい。

また、虫歯予防であれば、フッ素が配合されているマウスウォッシュがオススメです。

フッ素入りのマウスウォッシュによる虫歯予防効果については、厚生労働省が出しているフッ素洗口マニュアル2022にその追跡研究が数多く記載しております。以下の図で小学校 6 年間フッ化物洗口を集団として実施することで 40~50%程度のう蝕予防効果が得られており、また洗口開始年齢が低いほど、高いう蝕予防効果が得られています。

フッ化物洗口マニュアル2022より

また18~31 歳の成人を対象に 2 年間フッ化物濃度 225ppm で週 5 回洗口を行った場合、40 %程度のう蝕抑制率が得られたという報告もあります。

更に、2017年の法改正によって発売された高濃度フッ素配合の歯磨き粉を併用することで、より高い虫歯予防効果を発揮することができます。虫歯予防用の歯磨き粉については、以下の記事を参考にして下さい!

歯の黄ばみが気になる

歯の黄ばみが気になる方は、「着色を落としやすくする成分」「着色を付きにくくする成分」などが配合されているマウスウォッシュがオススメです。

これに当てはまるのが「ポリリン酸ナトリウム」という成分なのですが、着色汚れを落としやすくするだけではなく、歯の表面をコーティングして、汚れの付着も防ぐ効果も期待できます。

またこれら以外にも、

  • ポリエチレングリコール(PEG)
  • ピロリン酸ナトリウム

なども、着色を落としやすくする効果が期待できます。

ただし、マウスウォッシュはあくまで補助的な作用に過ぎないです。頑固な着色をキレイに落としきったり、本来の自分の歯の色以上に白い歯にしたりする効果は期待できないため、ある程度歯科医院で「歯の黄ばみに対する治療(ホワイトニングやPMTC等)」を行った後に、ご自宅でのメインテナンスとして使用するのがオススメです。

その際は、ホワイトニング用歯磨き粉の併用がオススメです。詳細についてはこちらをご覧下さい

アルコールの有無で選ぶ

マウスウォッシュには、アルコールタイプと、ノンアルコールタイプのものがあります。

アルコールタイプのものは、爽快感が得られるため使用後はとてもお口の中がスッキリしますが、ピリピリするような刺激を感じることもあります。そのため、人によっては苦手だなと感じることもあるかもしれません。

マウスウォッシュの刺激が苦手な方や、お子さんなどには「ノンアルコールタイプ」がオススメです。

マウスウォッシュ【歯医者のオススメ5選】をご紹介!

それでは実際に、数あるマウスウォッシュのなかで、当院歯科医推奨の5選をご紹介していきます。

お口のお悩みに合わせたマウスウォッシュを紹介しているので、自分にぴったりなマウスウォッシュがあるかどうか、ぜひチェックしてみてください!

1. エフコート|虫歯予防

出典:Amazon

エフコートは第3類医薬品で、大人向けの爽やかなメディカルクールの香味が特徴の、フッ素配合マウスウォッシュ(洗口液)です。

1日1回、指定されている量のエフコート口に含み、30秒~1分間ぶくぶくすすぐことで、虫歯予防の効果が期待できます。

スッキリ感のあるエフコートですが、ぶくぶくうがいをする時にピリピリする感じはなく、4歳〜大人まで幅広い年代で使用できる仕様になっています。

また、マウスウォッシュは液体なので、歯と歯の間や、歯の噛み合わせの面など、細かいところにもフッ素が行き渡り、さらに使用後は水でうがいの必要もないので、フッ素をより口の中にとどまらせることが可能です。

唾液の分泌が少なくなる「就寝前」や、日常の「歯磨きをした後」などの使用がオススメです。

主な配合成分(1ml中)フッ化ナトリウム0.5g
容量250ml
タイプノンアルコール
香味メディカルクール
メーカーHPバトラー サンスターHP
参考価格(税込)888円 ※Amazon価格

※当院調べ。2024年1月時点。

2. メディカルコート|虫歯予防

出典:Amazon

メディカルコートも第3類医薬品で、エフコートと同様に、1日1回(食後or就寝前)の30秒~1分間のぶくぶくうがいで、虫歯予防効果が期待できます。

出典:クリニカ ライオンHP

メディカルコートによるマウスウォッシュを継続することで、フッ素が歯にとどまりやすく、虫歯に負けない強い歯を目指せます。

また、うがいができる4歳~大人まで使用でき、刺激が苦手な人でも使いやすいノンアルコールタイプで、さらにお子様にもうれしいライチミントの香味も特徴のひとつです。

エフコートよりも甘いので、お子様やミントの味が苦手な方にはこちらがオススメです。虫歯予防としての効果に差はありません。

主な配合成分(1ml中)フッ化ナトリウム0.5g
容量250ml
タイプノンアルコール
香味ライチミント
メーカーHPクリニカ ライオンHP
参考価格(税込)870円 ※amazon価格

※当院調べ。2024年1月時点。

3. ハイザック|口臭・歯周病予防

出典:Amazon

ハイザックは、「口臭予防のマウスウォッシュ」として、その効果についてエビデンスが報告がされている、「塩化亜鉛配合」のマウスウォッシュです。

出典:株式会社ビーブランド・メディコ―デンタルHP

口臭の主な原因となるのは、口内細菌が舌の上などに溜まった汚れを食べて出すガス「VSC(揮発性硫黄化合物)」ですが、「塩化亜鉛」の亜鉛がこのVSCの硫黄等と結合することで、高いVSC抑制効果があるとの研究結果が口腔衛生学会誌にも報告されています。

歯科医師会HPより出典

多くのマウスウォッシュに含まれる殺菌成分として「クロルヘキシジン」が採用されていますが、同じ殺菌作用でも「塩化亜鉛」の方が口臭抑制として高い効果を発揮します。

上記図からも分かる通り、洗口直後から下がり始め、30分後には口臭物質はほぼ0になります。口臭に即効性があるマウスウォッシュでもあるため、口臭がどうしても気になるときの使用にオススメです。

ただし、即効的な効果が認められるものの、舌の上などの汚れの状態によって効果の持続時間は異なり、時間の経過とともに効果が薄れるといわれています。

そのため、ハイザックの使用は、舌の上の清掃や、定期的な歯科医院でのクリーニングとの併用が勧められています。

主な配合成分塩化亜鉛、塩酸クロルヘキシジン、塩化セチルピリジニウム、PG、エタノール
容量300g
タイプアルコール(エタノール)
香味フレッシュミントフレーバー
メーカーHP株式会社ビーブランド・メディコ―デンタルHP
参考価格(税込)1,830円 ※amazon価格

※当院調べ。2024年1月時点。

4. リステリン® クールミントゼロ|虫歯・歯周炎予防

出典:Amazon

世界50ヶ国以上で愛され続ける「リステリン」は、マウスウォッシュといえば最初に名前が浮かぶ方も多いのではないでしょうか?

出典:リステリンHP

リステリンは、「4つの薬用成分の独自処方」が大きな特徴のマウスウォッシュで、天然由来の植物から発見された「4種類のエッセンシャルオイル」を独自配合しています。

いずれの薬用成分にも殺菌作用がありますが、これらを合わせて配合することで細菌の塊(バイオフィルム)に対しても殺菌能力を発揮します。

また、リステリンの抗菌力や歯肉炎などに対する有用性に関しては、その効果を裏付けるための複数の臨床文献があるところも信頼がおける点のひとつです。

リステリン® クールミントゼロは、爽やかなミントの香料でノンアルコールのため、刺激や辛さが苦手な方でも使いやすいです。

主な配合成分1,8-シネオール・チモール・サリチル酸メチル・ℓ-メントール
容量500ml
タイプノンアルコール
香味ミント
メーカーHPリステリンHP
参考価格(税込)521円 ※amazon価格

※当院調べ。2024年1月時点。

5. モンダミン ハビットプロ|虫歯・歯周病予防

出典:アース製薬HP

ハビットプロは歯科専売のマウスウォッシュで、3つの薬用成分をエビデンスに基づいてバランス良く配合しています。

出典:アース製薬HP

この3つの薬用成分は下記の通りで、歯や歯茎を守る効果が期待できます。

  • CPC:原因菌を殺菌する
  • GK2:歯茎の炎症を防ぐ
  • TXA:歯茎からの出血を防ぐ

なかでも、「CPC(塩化セチルピリジニウム)の殺菌効果」に関しては、歯周病の原因菌であるPorphyromonas gingivalis(P.g.菌)をはじめとした17種の菌に対し、ハビットプロの効果を確認する実験が鹿児島大学にて行われています。

研究結果によると、この17種のすべての菌がほぼ死滅したとの報告があることから、高い殺菌作用が期待できるとされています。

ノンアルコールで低刺激なのでお子さんでも使いやすく、水で希釈せずにそのまま使用できる手軽さがあるのもうれしいポイントです。

主な配合成分CPC・TXA・GK2
容量1080ml
タイプノンアルコール
香味天然ミント
メーカーHPアース製薬HP
参考価格(税込)1375円 ※患者様提供価格

※当院調べ。2023年6月時点。

「歯科専売の洗口液」はフッ素濃度が2倍!高コスパ!

より高い虫歯予防効果を期待したい場合は、歯科専売のフッ素洗口液がおすすめです!

というのも、歯科専売のフッ素洗口液は、医療用医薬品(医療用医薬品はドラッグストアやネットでの販売は禁止されている)に分類されて450ppmのフッ素が配合されているのに対し、市販のフッ素洗口液は医薬品3類で225ppmのフッ素濃度までしか配合することができないからです。

青と白と緑 アローチャート プレゼンテーション – 1

手軽に購入できるといった点では、市販のフッ素洗口液が利用しやすいですが、より質の高い予防歯科を実践したい方は、ぜひ歯科専売の洗口液の取り扱いがある歯科医院でご購入ください。(当院ではバトラーFの取り扱いがあります)

ちなみに、今回ご紹介している

  • エフコート
  • メディカルコート

医薬品3類でフッ素濃度は225ppmまでです。

歯科専売のフッ素洗口液としては、

バトラーF洗口液

出典:Club Sunstar Pro HP
Check-Upフッ化ナトリウム洗口液

出典:ライオン歯科材株式会社HP

上記の2つがオススメです。

また、医療用医薬品のフッ素洗口液は、じつはコスパの面でもうれしいメリットがあります。

これは、450ppmのフッ素濃度の洗口液を、付属の計量カップで半分の濃度にすれば、市販のフッ素洗口液と同じ濃度になり、容量が2倍になるからです。

つまり、

 医療医薬品フッ素洗口1回分(450ppm)=医薬品3類フッ素洗口2回分(225ppm)

になるので、金銭的にもコスパが良くなりますよ!450ppmのままでより高いフッ素効果を求めても良いですが、コスパを求めてもOKです!

マウスウォッシュの危険性は?注意点はある?

マウスウォッシュは、用法・用量を守っていれば「危険性」があるものではないですが、いくつか使用上の注意点はあります。

それは、アルコールタイプのマウスウォッシュの使用についてですが、アルコール(エタノール)が配合されていて揮発性が高くなっているため、使用頻度が多いとお口の中の唾液を減少させてしまう可能性があるということが挙げられます。

唾液が減ってしまうと、口臭や虫歯、歯周病などのリスクが高まってしまうため注意が必要です。

さらに、必要以上にマウスウォッシュを使用することで、本来必要な常在菌までも死滅させてしまう可能性があり、そうなると口内環境が崩れてしまうリスクもあります。

そのため、マウスウォッシュの注意書きをしっかり確認するとともに、多くても1日2~3回までの使用に留めておく必要があります。

まとめ

歯磨きの後にブクブクっと20~30秒程度うがいをするだけで、簡単に日々のオーラルケアに取り入れられるマウスウォッシュ。

お口のさまざまなトラブルの予防に役立ちますが、その種類ごとに配合されている成分や効果は異なるため、まずは自分に合ったマウスウォッシュを見つけることからはじめてみましょう。

しかし、マウスウォッシュの効果はあくまで補助的なものです。口臭・虫歯・歯周病予防としてのメインは、予防歯科を実践し日頃の質の高いブラッシングや規則正しい食生活が一番の予防策になります。

予防歯科についての詳細は以下の画像をクリック!

墨田区の篠塚歯科医院では、お一人おひとりのお口の中の状態や、食生活・生活習慣、全身疾患などから総合的に診断し、患者様に最適なセルフケア方法や、予防治療法をご提案いたします。

マウスウォッシュの選び方を含め、自分に合ったセルフケアの方法をもっと詳しく知りたいという患者様は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。

【本所吾妻橋・浅草の歯医者】篠塚歯科医院 院長

歯学博士 篠塚 嘉昭

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