仕上げ磨きはいつまで?何歳まで?親の歯ブラシ卒業のタイミングを解説!

仕上げ磨きはいつまでやればいいのか?卒業のタイミングが分からずお悩みではありませんか?
子供の歯を虫歯から守りたいけれど、スムーズにできなかったり面倒に感じたすることもあるかと思います。
しかし、子供の歯を虫歯から守るためには仕上げ磨きは必要不可欠です。


そこで今回は

  • 仕上げ磨きは何歳までおこなうべきなのか
  • 仕上げ磨きが必要な理由
  • 仕上げ磨きはいつから始めればいいのか

子育て中の親御さんが感じやすい3つの疑問について解説していきます。

仕上げ磨きは10~12歳まで続けましょう!

仕上げ磨きはできれば10歳まで、できれば12歳まで続けることをおすすめします
小学校中学年〜高学年が該当する年齢です。
10歳と聞いて「思ったより長い」と感じた方が多いのではないでしょうか。
仕上げ磨きが10歳を目安に必要な理由は以下の3つ。

  • 乳歯と永久歯が混在する混合歯列期のため
  • 手先が器用に使えない
  • 生えたての乳歯・永久歯は歯の質が弱く虫歯になりやすい

乳歯と永久歯が混在する混合歯列期のため

学童期の子どもは、乳歯と永久歯が混在する時期になります
そのため、しっかりとブラッシングで汚れを落とす必要がありますが、歯の大きさや高さが異なるため歯ブラシが届きにくい部分が多く磨き残しが出やすくなります。
仕上げ磨きで、子供が磨きにくい部分の汚れを落とすサポートが必要でしょう。

手先が器用に使えない

低年齢の子供は手先を器用に使うことが難しいです。
ブラッシングは歯並びに合わせて適切な力加減で歯ブラシを動かす必要があります。
手先の発達が未熟な小さな子供ほど、1人で隅々まで磨くことが難しいので仕上げ磨きでサポートしてあげましょう。
なお、手先の発達状況は個人差がありますが10歳前後で細かい動きができるようになるといわれています。

生えたての乳歯・永久歯は歯の質が弱く虫歯になりやすい

生えたての乳歯・永久歯は歯の質が弱く虫歯になりやすい特徴があります。
虫歯から歯を守るためにはプラークをしっかりと除去することがポイントです。
生えたての歯は、背が低く磨きにくいため磨き残しが出やすい部分になります。
仕上げ磨きで汚れがないか確認するようにしましょう。
とくに、就寝中は唾液の分泌が減少するので虫歯菌が優位になりやすいといわれています。
就寝前の仕上げ磨きは、なるべくおこなうように心がけてください。


歯の萌出のタイミングや手先の発達状況は個人差が大きいですが10歳前後までに1人でしっかりと磨けるように少しずつ促すことも大切です。
10歳〜12歳の仕上げ磨き卒業に向けて、じょじょに仕上げ磨きの回数を減らして磨き残しがないか確認するかたちに移行していくのが理想的な流れといえます。

仕上げ磨きはいつから始める?

歯が生えてきたけれど仕上げ磨きはいつから始めればいいの?と疑問を感じてはいませんか。
仕上げ磨きのスタートは、下の前歯が生えてきたタイミングで始めます

下の前歯が生えてきたらガーゼなどでぬぐって汚れを落としてあげましょう。
乳歯の生え始めから仕上げ磨きをおこなうメリットは口の中にものが入ることに抵抗感を感じにくくなる点です。
ハブラシを使った仕上げ磨きに移行する際もスムーズに進めることができるでしょう。

なお、ハブラシを使った仕上げ磨きは、奥歯が生えてきて離乳食を食べ始めたころを目安に移行します。

仕上げ磨きをおこなって虫歯から子供の歯を守りましょう

仕上げ磨きは10歳まで、できれば12歳くらいまでおこなうことをおすすめします
10歳前後の子どもは乳歯と永久歯が混在する・子ども自身で隅々までブラッシングするのが難しい時期。
時間を取ってできる限り仕上げ磨きをおこなうように心がけましょう。
仕上げ磨き卒業に向けてひとりで磨けるようサポートすることも必要です。


仕上げ磨きの方法に不安がある方は歯科医院を受診して歯科医師・歯科衛生士によるブラッシング指導を受けるといいでしょう。
子供の歯並びに合わせたブラッシング法を教えてもらえます。

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歯学博士 篠塚嘉昭

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