2023年04月20日
シーラントをしないで後悔!歯科での必要性を歯医者が解説!

「子供が虫歯にならないか心配」
「子供の虫歯対策に有効な手段はないのか」と悩んではいませんか?
結論から述べると子供の虫歯対策にはシーラントがおすすめです。
そこで、今回は子供の虫歯対策に有効なシーラントの概要と虫歯予防効果・シーラント治療後の注意点について解説します。
子供が虫歯になって後悔する前にシーラントについてぜひ理解を深めてください。
シーラントとは?

シーラントは、小臼歯や大臼歯など奥歯の溝をシーラントと呼ばれる樹脂でふさいで歯ブラシが届きやすい環境に整えます。
健康な歯や、初期の虫歯に適用される予防処置です。
シーラントは、奥歯が生え始めた頃におこなうと良いでしょう。
歯は削らないので痛みを感じることはありません。
ただし、施術中は口を開けている必要があるので口を長く開けられること、歯茎から歯の溝が完全に見えている状態であることが条件になります。
シーラントの虫歯予防効果

シーラントの虫歯予防効果は4年以上で約60%の効果があると認められています。(参照元:厚生労働省 e-ヘルスネット)
生えたての奥歯は歯の質が弱く、溝も深く複雑な場合が多いです。
シーラントをおこなって歯の溝をふさぐことで虫歯になりにくい環境に整えます。
なお、シーラントのなかにはフッ素が含まれているものもあり歯の質を強化できるメリットも!
結果として、ハブラシが隅々まで当てやすくなり虫歯を予防する効果が期待できます。
シーラントした後の3つの注意点

シーラントは予防法なので処置をしたら虫歯にならない訳ではありません。
シーラントの施術後に気を付けることは以下の3つ。
- 毎日のブラッシングは欠かさずおこなう
- シーラントが外れていないか仕上げ磨きの際に確認する
- 定期的に歯科医院を受診して口内を確認してもらう
シーラントで虫歯予防が期待できるのは「歯の溝」です。
しかし、虫歯になりやすい部位は「歯の溝」以外にも「歯と歯の間」「歯と歯茎の境目」などが挙げられます。
子どもの歯を虫歯から守るためには、毎日のブラッシングは欠かさずにおこなう必要があるといえるでしょう。
また、シーラントは外れやすく欠けやすいです。
外れたり欠けたりしたままにしていると、汚れが残りやすく虫歯リスクが高くなります。
シーラントが外れていないか仕上げ磨きの際に確認する習慣を付けましょう。
シーラントは奥歯の溝におこなうので、外れているか確認することが難しい方もいるでしょう。
歯科医院を定期的に受診すれば、虫歯の確認やシーラントが外れていないかなどチェックしてもらえます。
定期検診の際にフッ素塗布も併せておこなうとより高い虫歯予防効果が期待できるでしょう。
虫歯になって後悔する前にシーラントをおこないましょう!

シーラントは、生えたての乳歯・永久歯の奥歯の溝を塞ぐことで歯ブラシが届きやすく汚れの残りにくい環境に整える予防処置です。
シーラントの虫歯予防効果は4年以上で約60%の効果があると認められています。
フッ素と併用することでより高い虫歯予防効果が期待できるでしょう。
ただし、シーラントは外れたり欠けたりするデメリットがあります。
外れたり欠けたりしたシーラントをそのままにしていると、隙間から汚れが入り込み虫歯リスクが高くなってしまうでしょう。
仕上げ磨きの際にトラブルがないかチェックするように心がけてください。
また、シーラントは予防処置なので必ず虫歯にならない訳ではありません。
毎日のブラッシングと仕上げ磨きは欠かさずおこなうようにしましょう。
シーラントは高い虫歯効果が期待できます。
虫歯になって後悔する前にシーラントをおこなってお口の健康を守りましょう。
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歯学博士 篠塚嘉昭