2026年08月03日
【墨田区の歯医者】小児矯正の費用はいくら?始める年齢と治療の流れを解説

こんにちは、篠塚歯科医院です。
「うちの子、歯並びが気になるけれど、矯正はいつから始めればいいの?」「小児矯正ってどれくらい費用がかかるの?」というご質問を、保護者の方からよくいただきます。永久歯が生え揃う前のお子さんの矯正治療は、大人の矯正とは目的も方法も異なります。今回は、墨田区・浅草エリアで多くのお子さんの矯正治療に携わってきた当院が、小児矯正の費用や開始時期、治療の流れについて詳しく解説します。
目次
小児矯正(1期治療)とは
小児矯正は、永久歯が生え揃う前の顎の成長段階にあるお子さんを対象にした矯正治療で、「1期治療」とも呼ばれます。歯を大人と同じように動かすのではなく、顎の骨の成長をコントロールしたり、口呼吸や指しゃぶりといった悪習癖を取り除いたりすることで、歯が並ぶためのスペースそのものを整えていくのが大きな特徴です。
当院では、6歳前後から始める小児矯正(1期治療)と、16歳以降を目安とする成人矯正(2期治療)を分けて考えています。永久歯が生えそろう前の早い段階でアプローチすることで、将来的な抜歯のリスクを減らし、2期治療が必要になった場合でも治療期間を短縮できる可能性があります。
子どもの歯並び・咬み合わせの異常はどれくらいあるの?

「うちの子だけ歯並びが心配なのでは」と感じる保護者の方も多いのですが、実は歯列・咬合の異常は珍しいことではありません。文部科学省が実施した学校保健統計調査の確定値(令和6年度)によると、小学生の歯列・咬合の異常の被患率は5.28%、中学生では5.40%と報告されています。学年別に見ると、小学6年生で5.75%、中学1年生で5.45%となっており、20人に1人程度の割合で何らかの歯列・咬合の異常がみられる計算です。
出典:文部科学省「令和6年度学校保健統計(学校保健統計調査の結果)確定値」歯科部分抜粋データ(2025年2月公表) 参考資料(PDF)
もちろん、この数値には保定を必要としない軽度なものも含まれるため、一概に「治療が必要」というわけではありません。ただし、気になる兆候がある場合は早めに専門家に相談することで、選べる治療の幅が広がりやすくなります。
小児矯正の治療方法
お子さんの歯並びが乱れる原因は、大きく分けて「遺伝的な顎の骨格の問題」と「口呼吸・指しゃぶりなどの習癖による機能的な問題」の2つに分類されます。原因によって使用する装置も異なります。
- 骨格的な要因が大きい場合:拡大床や牽引装置など、顎の成長を誘導する装置を使用します。
- 機能的な要因が大きい場合:「プレオルソ」のようなマウスピース型の装置を使い、口呼吸や指しゃぶりなどの悪習癖を取り除いていきます。
- 骨格・機能の両方に課題がある場合は、これらを併用することもあります。
当院はできるだけ健康な歯を抜かない「非抜歯矯正」の考え方を大切にしており、お子さん一人ひとりの顎の成長度合いやお口の状態に合わせて、無理のない治療計画をご提案しています。
小児矯正のメリット
- 顎の成長を利用できるため、抜歯の可能性を減らせる
- 口呼吸や指しゃぶりなど、将来的な歯並びに影響する悪習癖を早期に改善できる
- 永久歯が生えるためのスペースを確保しやすくなる
- 2期治療(成人矯正)が必要になった場合でも、治療期間の短縮につながりやすい
- コンプレックスを感じやすい時期の前に、歯並びの土台を整えられる
篠塚歯科医院の小児矯正の費用

矯正治療は自由診療となるため、医院によって費用は異なります。当院の小児矯正(1期治療)の費用は以下の通りです(すべて税込)。
- 小児矯正(1期治療):110,000円~165,000円(使用する装置により変動します)
参考として、成人矯正は部分矯正で440,000円、全顎矯正で880,000円です(マウスピース矯正・ワイヤー矯正とも同一料金)。費用はあくまで目安であり、お口の状態によって変動しますので、詳しくは無料相談にてご確認ください。
なお、1期治療から全顎の成人矯正(2期治療)へ移行する場合は、1期矯正に掛った費用を減額させていただいております。
例)1期矯正で11万円かかった場合、2期矯正の費用は77万円と減額し、合計での金額は88万円と変わらないように配慮し、1期矯正を始めやすくさせていただいております。
小児矯正の流れ
- カウンセリング:治療内容、期間、費用についてご説明します。
- 検査:レントゲン撮影や口腔内写真の撮影などを行い、顎の成長や歯並びの状態を確認します。
- 治療シミュレーション:現在の状態から必要な器具と期間の目安をご説明します。
- 治療開始:症例によって異なりますが、装置を使った治療は数ヶ月から数年に及ぶこともあります。
- 経過観察・保定:歯並びが安定するまで、定期的に通院しながら経過を確認していきます。
「2期矯正を急いではいけない」その理由

矯正治療というと「早く始めるほど良い」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし当院では、小学生のうちから本格的な成人矯正(2期治療)を開始することはおすすめしていません。
顎骨の成長力が残っている年齢、また永久歯の根がまだ十分に育っていない段階で歯を大きく動かしてしまうと、歯根が短くなるのと、適切な咬合へ誘導しにくくなるリスクが高まるためです。1期治療で顎の成長や習癖の改善を行いながら、永久歯が生えそろうタイミングを見極めて2期治療に進むことが、お子さんの歯にとって負担の少ない進め方だと考えています。
よくある質問

Q. 小児矯正はいつから始めるべきですか?
A. お子さんの顎の成長や歯の生え変わりの状況によって最適な開始時期は異なります。一般的には6歳前後から相談を始める方が多いですが、指しゃぶりや口呼吸が気になる場合はもっと早い段階でご相談いただいても構いません。
Q. 小児矯正は痛みがありますか?
A. 装置を装着した直後は違和感を覚えるお子さんもいますが、成人矯正のワイヤー矯正のような強い痛みが続くことは少ない傾向にあります。個人差がありますので、心配な場合は診療時にご相談ください。
Q. 保険は適用されますか?
A. 見た目や噛み合わせの改善を目的とした一般的な矯正治療は自由診療となり、保険は適用されません。
Q. 1期治療をすれば、2期治療は不要になりますか?
A. 1期治療によって2期治療が不要になるケースもありますが、多くの場合は永久歯が生えそろった後に仕上げの治療(2期治療)が必要になります。1期治療は、あくまで2期治療をより少ない負担で行うための土台作りとお考えください。
まとめ
子どもの歯並びは、顎の成長という「今の時期にしか使えない力」を利用できるかどうかで、治療の選択肢や将来の負担が大きく変わってきます。とはいえ、治療を急ぎすぎることが良い結果につながるとは限りません。お子さんの成長のペースに合わせて、適切なタイミングを見極めることが何より大切です。「うちの子の歯並びは大丈夫かな」と感じたら、まずは一度、当院の無料カウンセリングにてお口の状態を拝見させてください。お子さんとご家族にとって無理のない治療計画を一緒に考えていきます。
篠塚歯科医院 歯学博士 篠塚嘉昭


